イスラエルの人々はシナイを出発したが、彼らは神が毎日与えるマナに飽きてエジプトで食べていた肉や魚を恋しがった。神はうずらの大軍を宿営に送って肉を手に入れさせたが、直後に疫病が流行して多くの人が命を落とした。
約束の地カナンが近づき、モーセは現地に偵察隊を送り込んだ。そこには豊かな土地があったが、町は城壁に囲まれ、住民たちの体格も大きい。偵察隊のヨシュアとカレブはカナンを攻め取ることを提案したが、他の大多数は戦いを恐れて尻込みした。
レビ族の有力者コラは、仲間と共にモーセたちの指導体制を批判した。彼らは口を開いた大地に飲まれ、これに動揺した人たちも疫病に倒れた。神は人々の前で、アロンたちを改めて民の指導者に選んだ。
人々がカデシュに滞在していたとき、水がないことで人々は不満を言った。モーセとアロンは目の前の岩を打って水を出した。間もなくアロンは亡くなり、息子のエルアザルが仕事を引き継いだ。
(民数記 9〜20章)